人工透析中の回路詰まり
この写真は透析回路にあるチャンバーです。このチャンバーは、血液透析の回路内に入ってしまった気泡やチャンバーで発生した気泡を取り除いたりします。あと凝固した血の塊がヘモダイアフィルタに入るのを防いだり、返血するときに凝固した血の塊が体内に混入するとまずいので、このチャンバー内にあるフィルターでキャッチするようになっています。
最近透析をしてると透析液圧が上がって、警報がなるようになってきました。血液透析回路のチャンバー(chamber)の回路内凝固が頻発して、残血が多くなり技師さんと看護師さんが話し合って、抗凝固剤(ヘパリン)を増量して様子を見ることになりました。
透析継続が困難になり透析中断
この写真のチャンバーは、それほど回路凝固はないです。酷いと左右のチャンバー内が回路凝固してます。
前回の透析で、透析終了まで30分と言うところで、チャンバーが回路内凝固を起こして透析継続が困難になり透析をやめました。そのまま無理して透析をしても、チャンバー内の詰まりが酷くなってしまい返血が出来なくなってしまうからです。一度チャンバーが詰まった時に、誤魔化し誤魔化し透析を続行して、何とか透析は終わったけど返血が出来なかったことがありました。
ヘモダイアフィルタの目詰まり
ヘモダイアフィルタも詰まります。透析が終わり、返血が終わるといつもヘモダイアフィルタの目詰まりが結構あると言われます。ヘモダイアフィルタの中に赤い縦筋が出来ています。
なんで、回路内凝固になるのか?食べ物に左右されるのかな?脂っこいものは避けた方がいいのかな。とか悩みます。
抗凝固剤(ヘパリン)を増量して様子を見たのですが、余りにもチャンバーの回路内凝固が続いたので、ヘモダイアフィルタの種類を変えてみることになりました。今使用してるヘモダイアフィルタの膜面積を小さくしてみるそうです。
次回は、「人工透析-血液透析のヘモダイアフィルタ変更」です。
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