ヒートショックってご存知ですか?
寒い日が続いてますが、みなさん温くして過ごしていますか?
温い家から外出する際や、部屋から寒い脱衣室へ、そして暖かい風呂場に入る時、寝てる時に尿意がして面倒臭がって、何も羽織らずにトイレに行った時などにヒートショックは起こりやすくなります。
ヒートショックって何?
このヒートショックとは、急激な温度差(温かい所から寒い所へいった等)によって引き起こされる肉体的ショック状態を言います。ヒートショックが起こしやすい人の割合で言うと、体の弱い高齢者が目立ちます。
ヒートショックになると様々な症状が現れます。高血圧や動脈硬化などの症状がある方や、ご高齢の方は特に注意が必要になります。その他に、生活習慣病の動脈硬化やメタボ(メタボリックシンドローム)、糖尿病や高血圧等の成人病、心疾患等の持病がある人や我々のような透析患者も気をつけなければなりません。
主なヒートショックの症状の例をあげます。
ヒートショックで心筋梗塞
心筋梗塞(しんきんこうそく、英: myocardial infarction)は、虚血性心疾患のうちの一つ。心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している冠動脈血管に閉塞や狭窄などが起きて血液の流量が下がり、心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態。
ヒートショックで脳梗塞
脳梗塞(のうこうそく、英: cerebral infarction/stroke)、または脳軟化症(のうなんかしょう)[注 1]とは、脳を栄養する動脈の閉塞、または狭窄のため、脳虚血を来たし、脳組織が酸素、または栄養の不足のため壊死、または壊死に近い状態になる事をいう。
ヒートショックを予防しよう
ヒートショックになるのは誰しも嫌だから、自分で出来る回避策は実践するようにしましょう。
外出する時は厚着をしよう
屋外と屋内の寒暖差が大きいので、特に注意が必要になります。ちょっとゴミを捨てるだけだからと面倒臭がると、ヒートショックになりかねませんので、例え少しの外出でも厚着をしてゴミ出しをするようにしましょう。仕事へ行く時は、早朝特に冷えますのでマフラーや手袋などをして、温かい恰好をして出かけるように気をつけてくださいね。
入浴する時に注意すること
ヒートショックは、特にお風呂場で起こりやすい事故だと言われています。私家が実践してることは、食事前に入浴することと、入浴前に脱衣場を電気ストーブで温めることです。風呂場は、風呂のふたを開けて温かい湯のシャワーを出して浴室を温めておきます。それからコップ一杯の水を飲み、服を脱いで風呂場に入ったら、足先から太ももへとシャワーで温めていきます。次は指先から肩へかけてシャワーで温めていきます。それから体にシャワーをあてて全身を温かくしてから洗って入浴します。入浴する時は、ゆっくり少しづつ入ります。決して飛び込まないようにしましょうね!
夜中トイレへ行くとき
冬に温かく温もった布団から出て、トイレに向かうのって結構面倒臭しですよね。しかも、布団から出てすぐだと体が温もってるから、何も羽織らずにトイレに行っちゃいます。これが結構ヤバいみたいで、夜中の寒いトイレでヒートショックを起こすご高齢の方が後を絶ちません。一番良いのは、脱衣場みたく暖房器具を置いて、トイレを温かくしてればと思います。我が家では、まだ出来てないです(汗)出来る事と言えば、便座カバーをして便座のヒーターをつけること。スリッパをモフモフにしてあることくらいです。
私の場合、夜中に尿がしたくなったら、とても我慢できません。諦めてトイレに行きます。起きてすぐにUNIQLO(ユニクロ)で購入した超極暖ヒートテックとウルトラライトダウンベストを着て、その上にパーカーを着てモフモフ裏地のズボンと靴下をはいてトイレに行きます。こんなけ着たらヌクヌクです。ですが、目が覚めます(笑)まあ仕方がないですけどね。
それから、男性がヒートショックを起こさないようにする為に、トイレで気を付けるべき点があるんです。それは、男性だと立ったまま尿をすること自体が血圧を上昇させるようなのです!なので、座って尿を出すほうが血圧を上げない為には良いそうです。座ってすることで、すっきりと出し切った感がないなどある方もいるようですが、血圧が上がってヒートショックを起こすよりは良いと私は思います。しかも尿が飛び散らないメリットもあります。
着替える時にも注意が必要です
着替える時って、結構寒い!!って思うことが多いですよね。これも血圧を上昇させるので危ないそうなんです、
実際、真冬でもタンクトップとパンツ姿で寝てる私です。なんでなのかは、「https://dialysis.neugier.info/entry/人工透析シャントがある腕は気をつかう」をご覧いただけると分かります(笑)
なので起きてすぐは、めちゃくちゃ寒く感じるので素早く着替えないと、多分ヒートショックになってしまうだろうなと、ヒートショックにビビる日々を過ごしていました。
そうならない為に、最近部屋は暖房をかけています。湿度は18度に保たれてるから大丈夫かな!?
分からないけど、やらんよりはマシかと思いやってます。電気代はもちろん高くなりますが、ヒートショックで死ぬよりはマシですからね。安いもんです。
家族がヒートショックになってしまった時の対処法
とにかく、ヒートショックになっている家族を発見したら、救急車を呼ぶようにしてください。
応急措置
ヒートショックを起こしている家族を発見したらできる応急措置があります。
意識があるか確認をします。意識がないから心配になり、ゆさぶったりしたくなる気持ちは分かりますが、絶対に無理に揺さぶったりしてはいけません。
心臓が動いてなかったり呼吸をしてない場合は、救急車が到着するるまでに心肺蘇生などの救急措置を行う事ができればしてください。
心肺蘇生法の手順が詳しく掲載されています。
心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法
意識があろうが無かろうが、嘔吐している場合は口内にある吐瀉物を取り除き呼吸を確保します。その後に再び嘔吐物によって呼吸が出来なくなる事態を回避する為に、体を横向きに寝かせて気道を確保します。
入浴中の事故の場合は、出来れば湯船から出すことです。出すことが出来なければ、風呂の栓を抜いて湯を抜いて下さい。それから出来る応急措置を行ってください。
最近、春が近づいて来てるので、温かくなったり寒くなったりを繰り返していますね。こんな時もヒートショックになりやすいので、こまめに着る服を調整するなどして、ヒートショックの対策をしてくださいね。
次回は、「人工透析になる原因はなに?」です。
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