人工透析シャント手術の費用と入院期間
人工透析シャント手術の費用と入院期間、気になりますよね。実際、私が経験したことや透析仲間に聞いた話をまとめてみました。参考にして下されば幸いです。
内シャント設置術
人工透析である血液透析を施行する為に、発達した血管が必要なので、内シャント設置術をして事前に透析をする準備をしておかなければなりません。自己血管に作製する内シャント設置術と、人工血管を用いて作製する人工血管内シャントがあります。
内シャント
内シャントとは腕の動脈と静脈を皮下(皮膚の下)でつないだものを言います。通常は手首付近で橈骨(とうこつ)動脈と橈側皮静脈(とうそくひ)静脈を皮下でつなぎます。場合によりですが、肘関節付近や上腕にて、上腕(じょうわん)動脈と皮静脈をつなぐこともあるそうです。内シャントの手術は通常は局所麻酔で行います。
自己血管の検査をしたら、何らかの理由で使えない場合があります。その時は人工血管を使用して内シャントを作製することになります。人工の血管を動脈と静脈の間につなげて、皮下に埋め込み作製するのが人工血管内シャントと言います。麻酔をする部位は内シャントを作製する場所にもよりますが、局所麻酔が一般的です。
自己血管の動脈と静脈で内シャント設置術をした私の左腕です。
私が内シャント設置術した時の様子はコチラです→人工透析シャント手術
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内シャント手術にかかる時間は?
手術をする血管の状態や人工血管を用いるのかどうか、内シャントの作製部位により、手術にかかる時間は異なります。説明では2時間から4時間程で終了すると聞きました。私の場合(自己血管に作製した内シャント設置術)は1時間30分程で内シャントの手術は終わりました。
内シャント手術でかかる入院期間は?
施設や手術した部位の状態により、入院期間は異なります。自己血管内シャント作製や人工血管を用いた場合でも、日帰りが可能だそうです。私の場合、自己血管に内シャント設置術の為に入院した日数は6日間でした。人工血管を用いて人工血管内シャントを作製した透析仲間は、手術した所が腫れて中々治らず1ヶ月程度入院したそうです。
内シャント手術の費用はいくらなの?
内シャント手術にかかる費用は、これまた施設や手術の内容(自己血管で内シャントを作製するのか、人工血管を使ってシャントを作製するか)や保険の種類で変わります。透析仲間から聞いた話によると、だいたい3万円から7万円かからない程度です。私が手術をした施設では、自己血管で内シャントを作製して6日間の入院でかかった費用は、適用保険の負担率30%で、38,790円でした。
透析をする準備として内シャントを作製されようとしてる方やご家族・ご友人が、このブログをご覧になっていると思います。手術をする不安は、どうしても頭をよぎりますよね。でも大丈夫ですよ。主治医は全力であなたのことをサポートしてくれますから、安心してお任せしましょう。
頑張ってくださいね!
次回は、「人工透析-血液透析導入」です。
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