長時間の頻回透析のメリット
何故私が長時間の頻回透析をするようになったのかをお話します。
4時間透析の現実を見た
以前の透析頻度は、月水金と日曜日の4時間透析をしてました。しかし、自分自身の体調があまり優れなかったことと、周りの透析仲間達の様子を見ていて、このまま4時間透析を続けていても、最低限生きるだけの延命治療なんだと痛感しました。
長時間の頻回透析をしてみて感じたメリット
4時間透析の現実を体験して、これではアカンと感じたので長時間の頻回透析を希望しました。そしたら、担当看護師が隔日6時間透析をするように調整してくれました。透析方法は、血液透析(HD)より多くの老廃物を除去できると勧めてくれた血液濾過透析(HDF)へ変更しました。
私自身が隔日6時間透析をしてみて感じたメリットは、血液検査の結果が良好になったこと。それから、何よりも驚いたのが透析前と変わらない食事ができるようになったこと。今は家族と同じものを食べています。それもお腹いっぱいです。カリウムは怖いから気にしながらですけどね。
私は幸いまだ尿が出ます。透析を始めたら尿は止まると聞いていたのですが、結構尿が出るので水分制限はやっていません。血液濾過透析(HDF)をしてからの方が尿の量が多くなりました。透析の先輩に聞いたのですが、透析をやり始めて尿が出続けるのは、シャントを作り透析を始めた最初の段階で適切に透析を受けたからだと言ってました。私はクレアチンの値が8mg/dlを超えた時点で心臓がおかしくなったので、迷うことなく透析を導入してもらいました。徐々に悪くなるのにギリギリまで我慢して、様々な症状が出てから透析を導入するなんて考えもしませんでした。だって自覚症状が出てしんどい思いをするのは自分です。しかも救急車で運ばれる事態になってから透析導入なんて、自分は辛いし周りの人に迷惑をかけてしまう訳ですからね。そうやってギリギリまで透析を導入しないってことは、腎機能がほとんど残ってない状態で透析を開始するから尿が出なくて当然だと思います。
今通っている透析施設は、栄養をきちんと摂取する食事をとって十分な透析をすることと、適度に運動することを推進しています。その通りに実行しているので、体調面では本当に驚くほど改善されました。4時間透析が終わった後なんて、だるくて何もする気が起こりませんでしたが、長時間・頻回透析をするようになってからは、「やる気」が出てくるようになりました。これは嬉しいことです。
体調が良くなってきて色んなことを楽しめるようになった
透析をした翌日には、友人にブラックバス釣りへ連れて貰ったり
家族でキャンプをしたりして楽しめるようになりました。
4時間透析の時なんか、翌日もしんどくて、ほとんど寝て過ごしていましたから、本当に長時間・頻回透析にして良かったです。
長時間・頻回透析のメリットまとめ
心臓の機能が改善され血圧が安定してくる
長時間透析は、4時間透析の時よりも尿毒素をたくさん除去できる。
体に溜まった余分な水分を時間をかけて除水するので心臓への負担が減ります。
心臓への負担が減ることで血圧が安定します。
4時間透析で除水量が多いと、なかなかドライウェイトを維持することは難しいですが、長時間透析だと無理なくドライウェイトを維持することができます。
食欲が出てきて何でも食べれちゃう
4時間透析の時は、次回まで何キロぐらいに食事・飲み物を抑えて・・・なんて考えて、本来楽しいはずの食事が、これは蛋白どれくらいなんやろう?リンは?カリウムは?なんて気をつかってばかりのものになってしまします。ですが、長時間・頻回透析をすることで家族と同じものを食べることが出来るので、笑顔の絶えない楽しい食卓を囲むことが出来ます。食べる量が増えるから、必然的に栄養を多く吸収。血液検査の結果も良好になるわけです。栄養がいきわたれば体調も良くなりますよね。
寿命が延びるかも
4時間透析よりも長時間・頻回透析をすることで、生命予後が良いと主治医や看護師などから聞きました。
長時間・頻回透析のデメリットてあるの?
良い事には我慢しなくちゃならないこともあります
椅子かベッドで長時間拘束される。
これに伴い腰に負担がかかる。
お尻が痛い。
拘束される程、辛いものはありません。むちゃくちゃストレスが溜まります。
そのストレスを少しでも軽減出来るように、透析時間の過ごし方を工夫して有意義なものにしましょうね。
最近、私はパソコンでPS4をして楽しんでいます。
次回は、「オンラインHDFを辞めてHDへ変更して1ヶ月」です。
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