人工透析を頻回にして時間を伸ばして良かった
透析を始めた当初は、月水金と中二日(なかふつか)にならないように、日曜日に透析をしてました。透析時間は4時間です。だんだん透析をするのに体が慣れてきて、透析をする前と比べてみると随分体が楽になりました。足が結構浮腫ってたけど、除水をすることで普通の足に戻りました。楽になったと言っても、腎臓が悪くなる前と比べると、ほんの少しマシになった程度ですけどね。こんな状態が続いてるけど、本当に透析は4時間でいいのか?と思うようになってきました。
透析時間を延ばして頻回透析にしてみた
せっかく透析をしてるのだから、もっと体が楽にならないのかと色々調べている内に、透析時間を延ばせば体調が良くなるらしい。しかも頻回透析にすれば、もっと良いらしい。
最初、4時間透析の月水金と日曜日に透析をしてましたが、隔日5時間透析をしてみました。5時間透析を始めたころ、たった1時間だけど長いなと感じました。体調もしんどくて、長時間透析は本当に体に良い事なんかなと疑問に感じました。透析が終わって帰宅しても、しんどくて何も出来ない日が続きました。でも2週間が過ぎた頃から体調が良くなったのを感じたんです。体が軽くて、帰宅してからも動けます。何でもやる気が出てきたような。
その体験があったので、私は隔日5時間透析から隔日6時間透析をすることになったのです。やはり6時間透析をするようになった時も最初しんどかったです。帰宅してからも寝てばかりでした。でも5時間透析の時と同様に2週間程度たったころ体調が良くなったのです。本当に4時間透析をしてた頃とは比べ物にならない程に体が楽になりました。確かに時間は長いです。6時間動き回れないから正直キツいと思う時もあります。なので、透析時間を有意義に過ごすことを考え即実行してます。
私がしている透析中の過ごし方です。
透析を始めて2年たって気づいたこと
透析を始めてから2年。透析仲間の話や体調など見聞きして感じたことがあります。
とにかく顔色が悪い
4時間透析をしてる皆さんなんですが、本当に顔色が悪い。黒いと言うか、血色を感じない。それに、透析前から体調が悪そうで、透析が終わってもフラフラしてる患者さんが多いような気がします。
なんだかイライラしてる
それと、4時間透析をしてる皆さんに共通してるのは、何だか分からないけどイライラしてて、よく大声で怒鳴り散らしてる印象が強いです。
私の隣で透析をしてるおじいちゃんも4時間透析なんですが、事あるごとに大声で怒鳴り散らして看護師や臨床工学技士を困らせています。ひとしきり怒鳴り散らした後に、「このくらい言わなコイツ等分からんのや!お前も何かあったら怒鳴らなアカンぞ!!」なんて言ってきます。ホンマ、アホやな~と思いながら聞き流します。年長者なのに、こんな態度で人と接するなんて誰が同調するかってんだよ。こんなにお世話になってるのに感謝の気持ちすら感じないおじいちゃんは、私にとっては反面教師です。
飲み食いし過ぎ
あとは、4時間透析やのに除水量が4kg~5kgの人が多いこと。
ちゃんと管理出来てる人もいるけど、食べすぎ飲みすぎの人が目につきます。「今日は4kg除水やわ~酒がやめられんのや~」なんて言ってます。そら酒はおいしいのは分かるけど、我々は透析患者なんやから、もうちょっと我慢せんと(;゚Д゚)、なんて思います。いざ透析を開始して後半、血圧が下がってきて気を失ったりしてるのを見ると怖いなと感じます。
長時間透析を頻回されている透析の先輩は、それはそれは肌ツヤが良くて元気です。この違いを目の当たりにしたら、もう4時間透析なんて最低限生きるだけの延命治療なんだなと気づかされます。
これからも、良い事はどんどん取り入れて長時間の頻回透析を続けます。
次回は、「長時間の頻回透析のメリット」です。
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